Roland DG★iModela×Shade 3Dセミナー報告 後編
先週に続き、ローランド ディー. ジー.社で行ったiModelaとShade 3Dの3DCGセミナーレポートの後編です。
前回はiModelaの特徴やShade 3Dで行った企画などを振り返りましたが、今回でようやくセミナー自体のレポートをお伝えします。
また、セミナー終了後のお時間で教えていただいたショールームの機材のご説明も面白かったのでご紹介していきます。
(Shade 3Dプロデューサー:坂口秀之)
Shade 3D ver.14は、3Dプリントアシスタント機能を搭載。
3Dモデルが3Dプリントでエラーにならないよう、完全自動エラー箇所チェック&半自動で修正ができます。
★3DプリントアシスタントはiModela用3Dモデル制作でも活躍します★
さて、先日のセミナーの内容についてご報告をさせていただきます。
前回もご紹介した通り、会場は浜松町のローランド ディー.ジー.社1階のショールームで、改装プレオープン第一弾イベントとして開催させていただきました。
各テーブルにはご参加者様用のPCが並んでいます。
実はこのPCですが、セミナー前日の夜になって「やはり"体験"できなければ面白くない!!」と思い立ってしまったので無理だろうと思いつつもローランド ディー.ジー.様にお願いしたものです。
翌朝に会場につくと既にたくさんのPCが並べられていて、まさかのスピード対応に驚いてしまいました。
直前のわがままにご対応いただき、ローランド ディー.ジー.様には本当に感謝しております!
セミナーでは、まずShade 3Dについてお話ししました。
皆様Shade 3Dは初めての方々と伺ってましたので、基本機能から作例まで見ていただき、Shade 3Dを含む3DCGで何ができるのかを見ていただきました。
3DCGは、思い描いたイメージが実物のようなレンダリング画像になり、それがアニメーションになってしまったりインタラクティブに動かせるQTVRのようなものにもなる本当に楽しいものなので、そのことをお話しています。
また、今になってみると3DCGはそれでけではなく、iModelaや3Dプリンターでイメージが本物の立体にもなりますし、Unityでゲーム制作にも使えるようになっているので、"3DCGを使いこなせる"ということが以前よりももっと楽しく、自由なことになってきていると実感します。
他にもいろいろな3Dソフトウェア全般についてもお話したりしつつ、かんたんなモデリング方法のデモンストレーションをさせていただきました。
その後は皆さんご自身で3Dモデリングをやってみる体験のお時間を多めに取らせていただき、充実したお時間になりました。
個別にご質問いただきながら、初めての方でもその場で皆様が3Dモデルを制作できて大成功だったと思います。
時間も少し延長させていただき、皆様の熱意でとても有意義なイベントになり私も楽しませていただきました。
セミナー終了後は、ローランド ディー.ジー.様に少しショールームの機材のご説明をいただきました。
それもとても面白かったのでいくつかご紹介していきます。
まず入り口付近には、立体にプリントするための機材の作例が展示されていました。
立体自体を作る3Dプリントとは異なり、立体に色をプリント、もしくは立体にはれるステッカーをプリントします。
まだ3Dプリントではここまでくっきりしたグラフィックをプリントできませんし、組み合わせ次第でもいろいろなものが作れそうです。
奥の展示室にもご案内をいただきましたが、超大型なプリンターと出力サンプルがともかくでかい。
写真でも右下のイスと比べると大きさが分かります。ビルボードに使われるようなやつですね。
iModelaのメーカー様だとばかり思っていましたが(すみません)、こんなにも巨大なことも展開されていたのですね。
最後に見せていただいたのは歯科用ミリングマシン。3Dモデルデータから「歯」を作る切削機です。
これによって治療のスピードと正確さが格段にあがるケースがあるとのこと。
3Dプリンターも医療用途で注目されていますが、こちらの機械も問い合わせ殺到中です。
3Dプリンター関連でも日々新しい可能性の渦の激しさを体感していますが、少し離れたところでも同じように盛り上がっていることがあるものなのだなーと勉強になりました。
以上、セミナーレポートでした。
またの機会の際には是非皆様にもご参加いただければと思います。
[Roland DG★iModela×Shade 3Dセミナーレポート前半]はこちら
[iModela製品webサイト]
(文:坂口秀之)