イベントレポート:ワンダーフェスティバル2014[冬]
2月9日、世界最大のガレージキットイベント、ワンダーフェスティバル2014[冬]のレポートです。
今回はきっと3Dプリンターを活用して活躍される方がいるのではとの期待を旨に幕張メッセの現地に伺ってきました。
Shade 3D ver.14は、3Dプリントアシスタント機能を搭載。
3Dプリント向けデータの入出力や、3Dプリントでエラーにならないように3Dモデルデータを半自動で修正できます。
今回のワンフェスは、大雪のあった日の翌日。
出展者の皆さんもお客さんも、皆さん雪の中を大荷物でとても大変そうでした。
会場に着くと、まずそのとてつもない広さに圧倒されます。
さすが世界最大のフィギュアイベント、なんと幕張メッセ8ホールぶち抜きの規模でした。
「会場」というよりか、「街」くらいの広さがあったように思います。
これはとても時間内にまわりきれないのでは?と思い早足で会場に入ります。
会場にたくさんいるコスプレの人たちにビクビクしながら進むと、いつも社内で3Dプリントする際に使わせていただいている3Dプリンター世界最大手の MakerBot社のブースを発見しました!
MakerBot社のブースにもすごい人だかりができていて、やはり3Dプリンターの波がフィギュア界に波及しつつあると確信。
皆さん熱心に3Dプリンターをご覧になられてました。
それにしてもMakereBot社ブースで展示しているこの兜、
すごいですね。
大きい!
かっこいい!
これだけのものがデスクトップ型3Dプリンターで出力できてしまうのですね。
実はこれは一発造形ではなく、パーツを分割することで、大きいサイズの出力を実現しているとのことです。
工夫次第でこれだけの大きさのものを、これだけの精度で作れてしまうのはとても参考になります。
Shade 3Dの 無料3Dプリントデータ配布のページでも、Shade 3DチームがReplicatorで3Dプリントした作例をいくつか掲載していますのでご覧いただければと思います。
さらに歩くと、iModelaのローランド ディー.ジー.社ブースがありました。
Shade 3Dプリントデータ壇蜜 ののぼりを設置していただいてます!
現場では我らが園田浩二がShade 3Dから3D切削機用の3Dモデル作成について実演デモをさせていただいておりました。
3D切削用の3Dモデル制作は、普通の3DCG制作とはまた異なるテクニックが必要となるので園田浩二がその点についても詳しく解説を行いました。
3D切削はデスクトップ型3Dプリンターより原型制作などに直接使用しやすいなどのメリットがあり、の3Dプリンティングの発展と同じく3D切削機の進化には大いに期待がもてます。
またローランド ディー.ジー.社ブースにはときおりiModelaマンが現れ、会場は激しい盛り上がりを見せていました。
なんだか不思議な頭身に人気が爆発し、記念撮影を求める人々で賑わっていました。
顔を交換するiModelaマン
ローランド ディー.ジー.社ブースでは他にも、Shade 3Dで作成した切削モデルや、切削機から原型を作り別素材のハイクオリティな造形物を作成しているユーザー作例など多数展示していてとても面白かったです。
HobbyJAPAN社ブースではセ○ラさんと出会いました。
子供の頃から憧れていた有名な方なのに、気さくに掲載をOKしてくださりとても感動しました。
他にも会場内にはたくさんのキャラクターがいて、そして今回からは特に3Dプリンターを活用してフィギュア販売をする個人の方がたくさんいらっしゃり、我々3D人間にとってはとても刺激的なイベントでした。
今後もShade 3Dは、さらに3Dプリントやフィギュア制作をサポートしていこうと固く決意した一日でした。
(文:坂口秀之)