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3Dプリンターによる蘇生の儀。グソク1号たん復活の儀式(現場)に潜入!

Shade3D 公式

3Dプリンターによる蘇生の儀。グソク1号たん復活の儀式(現場)に潜入!


3Dプリンターによる蘇生の儀。グソク1号たん復活の儀式(現場)に潜入!


グソク1号たん復活祭記念記事第二話、ということで今回はサードウェーブ・テクノロジーズ社で秘密裏に行われたダイオウグソクムシ1号さんの蘇生(3Dプリント)の現場レポートをお送りします。                                              

(Shade 3Dプロデューサー:坂口秀之)

Shade 3D ver.14は、3Dプリントアシスタント機能を搭載。
3Dモデルが3Dプリントでエラーにならないよう、完全自動エラー箇所チェック&半自動で修正ができます。

[3Dプリントアシスタント詳細]
[3Dプリント用 無料フィギュアデータのダウンロード]

前回はShade 3Dを使ってダイオウグソクムシの触角をちょうどいい角度に曲げる方法についてご説明しました。

引き続き今回は、触角を曲げられたダイオウグソクムシの3Dデータがどのように実体の体を取り戻していくのか、3Dプリント現場の秘密に迫りたいと思います。


前回の修正作業をした1号たんのデータ。これを今回3Dプリントします。


3Dプリント作業日初日、この日は夕方から設定作業を行い3Dプリンターをスタートさせるまでで終了、2日目の作業で実物大3Dプリントグソク1号さんが完成するという段取りです。

現場に着くと、サードウェーブ・テクノロジーズのダイオウグソクムシ大好きっ子チームの皆様と、グソクブームの仕掛人でニコニコ動画運営の長尾さんが3Dプリントの準備を進められていました。

しかし面々はこのときトラブルに直面していました。
1号たんの腹の色が…、何かおかしい!


陸戦型ダイオウグソクムシ一号(迷彩仕様)

ダイオウグソクムシの腹は迷彩仕様なカラーリングだったろうか?
いや、まっとうな生物であれば、あえて腹を向けて捕食者をやり過ごすような進化をするとは思えません。

これは我々3DCGギークであれば一目で分かるよくあるトラブルで、単に腹の部分のテクスチャー画像が回転したり、反転したりして読み込まれています。


Shade 3Dのマッピング設定

Shade 3Dだとテクスチャーの設定画面に画像の読み込み方を変えるメニューがあり、問題というほどではなくチェックを入れ替えて対応するだけ解決します。


お腹のテクスチャ画像の向きを修正

ただ今回の場合、既に次の行程に進んでいたので慣れない別アプリで操作に少しあたふた。

どこにテクスチャーの回転のメニューがあるのか….。

でもなんとか出来ました。

そうこうしてプリンタ動かし始め、初日は終了です。



-3Dプリント作業日2日目、午前10時-



翌朝現場に集まると、3Dプリンターには白い粉がきっちり詰まっています。
うまくできているのでしょうか?。

この粉の中にダイオウグソクムシができ上がっているはずなので、取り出す作業を始めます。
しかし、絵面的には何かこうおどろおどろしい予感がしてきます。
ここからダイオウグソクムシが現れてくる感じ、どうなのでしょうか?




3Dプリンターの装置で余分な粉を吸引していく

真ん中あたりにできあがった3Dプリントででき上がったモノがあると思われるので、こうやって外側から要らない石膏の粉を吸い上げて行きます。

ちなみに吸い上げられた石膏は機械の中に戻り、次回プリント時に再利用されます。エコですね。




ダイオウグソクムシのシルエットが見えてきた

だんだんとそれらしいシルエットが出てきます。

ほぼ想像通りの怖さ。

石膏の3Dプリントはこの後で凝固剤で固める作業があります。この状態ではまだもろいので、時間をかけて慎重に作業を進めています。




この段階では壊れやすいので慎重に作業する

慎重に、慎重に。

サードウェーブさんの作業する姿、もはや職人ですね。




掘り起こしが完了

だいたい出来ました。

しかし、怖い。

かつてこんなに恐怖を予感させる3Dプリントの現場があったのでしょうか。

これを今度はエアーで粉を飛ばしていく作業に入るので場所を移します。



どん。これは怖すぎる。白い粉にとらわれて動けないダイオウグソクムシ…という感じです。



大好きだった1号と再開する感動の場面

ドワンゴ長尾さんも興奮のあまりべったり。




エアーを吹いて余分な石膏の粉を飛ばす

次にエアー職人によるエアー吹きがはじまります。

集中力が必要な一連の作業を1人でこなすのは疲れてしまうので、担当を交代し分業制にしています。




複雑な形状なので丁寧に凝固剤の作業をします。

粉を飛ばし終わると次は凝固剤で固めていきます。

固める前は白っぽいですし脆くてすぐ壊れてしまうのですが、凝固剤で固めると壊れづらくなり色も思ってた色味に落ち着いてきました。




時間節約のため他作業と並行して掃除

その作業の間、別の人は盛大に散らかった粉の掃除。

担当交代しても休める訳ではなかったりします。



そうこうしてるうちに3時間弱の時間が過ぎて昼飯タイムになりました。


2日目は小一時間くらいで取り出して撮影して終わりかと思ってましたが、これは大変ですね。
あとどれくらいで終わるのか。




徐々にかっこよさを取り戻してきた1号たん

昼飯後、作業再開。

お腹面はだいたい出来た感じ。

ここまでくるとさっきまで怖かった白い粉のムシが、かっこかわいいダイオウグソクムシさんになってきました!

数日間顔を突き合わせているとこのフォルムの中毒性に犯され、妙にかっこかわいく見えるのです。

グソクたんかわいいようグソクたん。




またエアー作業に戻り背中の粉を飛ばします。

しかし、まだまだ背中面がエアー作業から残ってます。

一体どれだけの時間がかかるのか。




背中側を凝固剤で固めて最終仕上げ

背中面も凝固剤で固めていきます。

コチラは足がもじゃもじゃのお腹面とは違いシンプルなので作業も速く終わるそうです。

あと少しなのでがんばってください。

そんなこんなで、数々のドラマと試練を乗り越え、3Dプリントダイオウグソクムシついに完成。

1号たんの蘇生に成功しました!

おおおおおおおかっこいい!

このほとばしるモビルアーマー感。さすがムーブメントを巻き起こした張本人1号たんのレプリカ。

来てよかった。心から思いました。
予想外の時間のかかり方に午後の仕事のアポイントが三件とんでしまいましたが、まあよかったです。

 

10時開始で、終わったときは夕方近く。
まさかフルカラー3Dプリントにこんなにも職人さんの手が入っているとは思っていませんでした。

本当は、手伝いついでに1個欲しいと軽い気持ちで言ってみるつもりでしたが、さすがに2日間の密着取材で作業の大変さを思い知りそれは自重しておきました。

実際の現場を見て初めて人の大変さを知る。これまでサービスビューローさんにとても気軽にサンプルを作っていただいていましたが、その行動の浅はかさをこの時思い知りました。

 

そして先日の壇蜜さんインタビューの際に感銘を受けた壇蜜さんのお言葉が、改めて身にしみるのでした。

~良いものというのは機械が最初から最後まで自動的につくり上げるのではなくて、
ひとの手が入ってこそだと思うのです~


よいものには人の情熱と手間がはいっているものなのですね。

ようするに大きな フルカラー3Dプリントは、プリントに一晩、その後の作業に一日弱の手間と時間がかかるということですね。

今回作成した実物大グソク1号たんは、ニコニコ超会議3の会場でイベントに勝利したお客様にプレゼントされたとの事です。
単に機械が作ったのではない人の情熱ででき上がったダイオウグソクムシ、きっと入手されたファンの方にはそれが伝わっていることでしょう。



ところで、今回のグソク1号さんのスキャンデータをもとにShade 3Dでレンダリングをしたムービーをニコニコ動画にアップしました。

エンコードにすごく苦労しましたが、生前の1号さんを彷彿とさせる、いや彷彿とはさせないほどによく動く良い動画になったと思いますので是非ご覧ください。

[グソク1号さんがフル3DCGでぐるぐるする動画]

次回は、上記の動画の作り方や、その他にもShade 3Dでできる面白いことをご紹介し、3DCGで何が出来るかについて振り返ってみたいと思います。



では次回、

「こいつ・・・動くぞ! フル3DCGで廻るダイオウグソクムシ」

をお楽しみに。



[ニコニコ超会議3公式:超ダイオウグソクムシブースのページ]

[>>第一話「ダイオウグソクムシの触角をちょうどいい角度に曲げるにはShade 3Dが最適です。」]

[>>第三話「こいつ・・・動くぞ! フル3DCGで廻るダイオウグソクムシ」]

[サードウェーブテクノロジーズ、「ニコニコ超会議3」の「超ダイオウグソクムシブース」にShade 3Dで3Dプリンター向けに調整した3Dプリント「1号たん」を提供を発表。]

(文:坂口秀之)


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