Shade 3D の使い方
第8回 表面材質アニメーション
今回は表面材質だけが変化するアニメーションの作成方法をご紹介します。
ブーリアン記号「=」と「^」
赤と緑の球を白の台の上に配置したシーンを例に緑の表面材質を赤の球に適用する方法を説明します。
形状に設定した表面材質を他の形状にも適用するにはブーリアン記号の「=」を使用します。
この記号を付けた形状と重なった形状は、重なった部分の表面材質が「=」記号の形状のものと置き換わります。
また、記号をつけた形状はレンダリングされなくなります。
ブーリアン記号はブラウザの「ブーリアン」ボタンで表示される一覧から形状に設定することができます。
台の表面材質も変化しているのでブーリアン記号の「^」を台につけます。
ブーリアン記号の「^」をつけると、その形状は「=」記号の影響を受けなくなります。
ジョイントでアニメーション
重なった部分のみ変化しますので、片方、あるいは両方を直線移動ジョイントで位置を変化させて重なり方を変えることで表面材質が変化するアニメーションとなります。
モーション設定とアニメーション設定をして、アニメーションレンダリングで書き出して完成です。
この作例では境界部分に赤、順に銀>金>ガラスと変化させています。
ジョイントの種類や組み合わせ方を変えることで色々なアニメーションを作成することができます。ホワイトキーによるステッカーマッピングなどと組み合わせてるのも良いですね。
次回はプリミティブ形状の特性などについてご紹介します。
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