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Vol.06 東京テクニカルカレッジ

Shade3D 公式

Shade導入事例インタビュー Vol.06 東京テクニカルカレッジ

今回は、東京テクニカルカレッジ建築監督科科長の甲田竜雄先生にインタビューしてまいりました。建築監督科の校舎は、東中野駅からほど近い所にあり、近隣の他の駅からも近い交通至便な場所にありました。


―建築監督科はどのようなことを学ぶのですか

建築工事の総指揮者である「建築監督」を育成するために作られた四年制の学科です。工事・施工を通して、現場での監理者としてしっかり指揮ができる人材を育てようとしています。

先生の Shade 歴をお聞かせください

「my shade2」という Shade の初期のバージョンから使い始めて 10 年以上になります。
Shade を使い始めたのは、私がアシスタントとして付いた先生がShade を授業に使っていたからです。私も見よう見まねで Shade を使い始め、先生の技術を盗み見ながら、少しずつスキルアップをしてきました。
以前、園田浩二さんが本学で講義をされた時には、教師としてではなく「その他一般」の席で講義を聴いていたんですよ(笑)。

―授業ではどのように Shade を利用されていますか

授業で 3Dソフトを扱うのは 2年生までで、以降は選択制となります。Shade の授業では、学生に三面図と立体図がどのようにリンクしているかを理解させることを目的として、天井や床、壁と窓などを組み合わせて、立体的な空間を作ることから学んでいきます。



―Shade を教材に選んでくださった理由をお聞かせください

Shade は、立体や空間を把握する能力を育成するのに最適なツールだと思います。
ボタンを押すだけで簡単に立体が作れてしまうソフトウェアもありますが、ソフトウェアが勝手に作った立体ができあがっても、立体の把握能力は伸びにくいと思うんです。
Shade は、平面図、正面図、側面図から操作をしていく過程を経て、それがどのような立体形状になるのかを繰り返し学ぶことができるので、学生の立体感覚を養うことができると考えています。

Shade 以外にも、3D ソフトウェアは何かお使いですか

現在は使用していません。二年間の授業で学生に教えられる範囲は決まっていますので、3Dの立体空間を作ることが目的なら Shade で完結できているからです。
もちろん、授業では時代に合った変化も付けていかなくてはいけないし、Shade も機能が増えていますので、使える機能はどんどん取り込んでいきたいと考えています。

先生にとって Shade の良い点は何でしょうか

やはり、三面図で操作しているなかでの立体感覚を把握していくのに役立つところです。
それに、レンダリングが綺麗なところですね。

 


―Shade についてのご要望をお聞かせください

ソフトウェアへの要望ではないのですが、まず完成した形状を見せてから、それを作る工程を解説したビデオや、Web コンテンツを増やしてください。
授業で伝えるのが難しいのは、ライティングやマッピングなどの設定関係です。モデリングに関してはいろいろ作っているうちに理解するのですが、どの値をどのように変更すると、結果がどう変わるのかといったことは想像がつきにくいんです。やはりここはトライ&エラーの繰り返しですね。
学生達はやりたいことはたくさんあるのだけど、どの機能を使えばそれを実現できるのか十分には理解していないところからのスタートです。ですので、逆引きで解説してあげると理解が早いようです。先に結果を見せてから、制作の過程を示したほうが意欲も湧き、理解してくれるようです。

 

学生作品(画像をクリックすると拡大表示します)

インタビュー後記

甲田先生は、建築パースにも時流にあった表現方法があり、それを研究されているとのことでした。
先生が作るカリキュラムには、学生がめざす理想像に到達するために、近道をせずひとつひとつ着実に技術を身につけて欲しい、という思いが込められていることを知り、深く感銘いたしました。それらのプロセスの一環として Shade がお役に立てているようで嬉しい限りです。


Shade 3Dについてご興味がある方は、無料体験版を用意していますのでぜひご利用ください。

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