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フジタビルメンテナンス 一級建築士 木原利幸

Shade3D 公式

Shade3Dユーザー事例インタビュー 2016 フジタビルメンテナンス 一級建築士 木原利幸

建築士として株式会社フジタを勤め上げ、定年退職後、フジタビルメンテナンス株式会社へ移籍し、フジタ時代に培ったパース製作技術を技術遺産として残すべく、社内教育活動を行っている木原さんに、お話しを伺ってきました。

簡単に自己紹介をお願い致します。

大学卒業後に株式会社フジタ工業、現在の株式会社フジタに入社しました。しばらく、本社で設計と、あわせてソフト開発を行っていた時期がありました。なので、CGには思い入れがあります。その後は、お客様に見せるパースの作成を担当してきました。

九州支店に異動になってからはパースからは離れて本来の設計業務を担当していました。 数年前に周囲から、今まで使用してきた3Dを活用しない手はないんじゃないか、という話になり、今、こうして社内の教育活動を進めています。

社内でどのように教育活動を進めてきましたか

まずは社内でインストラクターとなれる人物を育てるべく、1回2日間のセミナーを3回、6名に向けて行いました。そしてその後、各店でその6名が中心となって講習会を行い、次第に広まってきている状況です。

最初、とある支店がやりたいと声を上げたら、その次にまた別の支店でもやりたいと、自発的に広まってきています。

Shade3Dの機能をどの程度使用してパースの作成を行っていますか

建築に限って言えば、Shade3Dの10分の1の機能を活用出来れば、我々は入出力も十分に満足出来るレベルだと思っています。

基本的に、作成したパースはお客様へのプレゼンとして使用するというより、提案前に、自分たちのための検証用として使用するのが、一番良いと思っています。 とにかく、おさまりを間違えないように、変な色使いをしないように、設備との取合いを間違えないようにするために、自分たちで作成したパースを見て確認するのが、一番なのではないかと思って活用しています。

それで自分たちが納得したものをお客様にお見せして、お客様にも納得してもらう。そうすることによって、最終的なクレームがだいぶ減りました。クレームは結構多いんですよ、例えば、こんな色使いと思わなかった、こういう見え方と思わなかった、こういうものが建物についているとは思わなかったといったようなものですね。

我々のShade3Dの使い方は、プレゼンで綺麗に見せるだけではなく、まずは自分たちができあがりを3Dで確認して、お客様に変なものや間違ったものを出さないようにする、という方法です。それが一番お客様のためにもなるので、そういった気持ちで使用しています。

御社のShade3Dの使い方は、他の建築関係での使用方法とはかなり異なるように思えますが

意外かもしれませんが、建築の人でも、図面を見てそこから全部思い描ける人はなかなかいないんですよ。私でもやっぱり抜けてしまいます。その部分だけ見れば良い色だと思っても、トータルで見たときには、やはり3Dで確認していないと、失敗してしまいますね。

設計図の内容を、自分でShade3Dを使用して作って、可視化して、自分で検証する。そしてお客様に再度設計したものが間違いないか、確認して、納得してもらう。 納得してもらうためには、Shade3Dのたくさんある機能のなかでも単純なところ、形と色とテスクチャですけれど、それを使用して見せるだけでお客様の感触が全然違うと思います。そこまでの表現であれば、決して難しくはなく、簡単に綺麗に作れるので、それはShade3Dが一番だと思っています。

お客様から見ても、そこまで検証して、見て、作ってくれているんだと思ってもらえれば、すごく信頼感を持って頂けます。また、スピードが大切で、どんなパースでも2日間で提出できるように心がけています。是非たくさんの弊社社員が使って利用してくれるようになったら良いなと感じています。

講習会について教えて下さい

講習会は、1回2日間の講習で、習った内容を駆使して建築パースを自作出来るような講習会の内容にしています。

今回取材をさせていただいた際にお見せいただいた講習会の1例
年齢、性別、支店も様々です

どのように講習会を進めていますか

1回を2日かけて行うので、第1回目初日のカリキュラムでは、Shade3Dのマニュアルを使い、ブラウザやカメラ、光源、背景、移動・変形・複製、表面材質、レンダリングに関して教えていく、というかたちで進めていきました。

2日目の午後から、積み木のモデリングをしようということで、前日習った機能を使ってテスクチャを貼り付け、積み木同士をくっつけて表現しなさい、という課題に取り組みました。

 

 

実際に課題として作成した作品

第2回目はもっと建築的な表現を行いましょう、ということで、材質や質感を表現することを中心に行っていきました。2日目には、補講でブール演算のことも扱いました。これを理解していないと、建築的なことは表現し辛いからです。それが終わってからは、私が世界遺産になったコルビジェの建築物の平面図を先にDXFにしてShade3Dの3面図に貼り付けておいて、正確な寸法は無視して、グリッドだけで5センチ10センチ単位でモデリングをしてもらいました。

まるっきり3Dは素人で、CADは多少触れたことがあるかな、という程度ですが、とにかく図面とテスクチャを与えて、写真を参考にしたり、イメージしたりしながら取り組んだところ、苦労しながらも見事な作品ができました。

 

 

第2回目に作られたコルビジェの建築物

第3回目には光源とかカメラの設定の復習をして、最後に自由課題ということで、自分の部署のなかで取り組んでいる物件のパース、またはコルビジェのサヴォア邸の作成に取り組みました。
このころにはすっかりみんな表現が出来るようになってきましたね。

 

 

第3回目に作られたサヴォア邸と担当部署の物件バース

今後の講習会の展望を教えて下さい

1回2日間のコースを3回行えば、みんなそこそこのものを作れるようになるということがわかりました。今回研修を受けた支店の代表者の中に熱心な人がおり、その人の要望で、在籍している支店でも、同じように講習会を行う予定です。
そうしてどんどん弊社内でShade3Dを使ってパースを表現できる社員が増えたらいいなと思っています。

インタビューを終えて

お客様に見せるフォトリアリスティックなパースの作成ではなく、まずは自分たち設計者がこれから作る建築物を確認するためにShade3Dを活用しているという木原さん。簡単な機能を使用して、自分たちが納得いくイメージを作成し、お客様にもこれから作る建築物 を納得してもらう、というとてもユニークな使い方をしているのが印象的でした。

Shade3Dではこれからも、活用事例のご紹介していく予定です。

(インタビュアー:Shade3D 笹渕)


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