第28回 線形状の始点をずらすスクリプト
Shall We Customize?
こんにちは。前回リクエストにお応えしたところリクエストされた方よりお礼の言葉をいただきました。ありがとうございます。さて今回は線形状の始点です。線形状を描く時に一番最初にクリックしたコントロールポイントです。これに関するスクリプトのお話です。二回連続リクエストネタだと売れっ子みたいでアレですがそうは甘くありませんでした。
- 今回の widget は 11/19日発行のメルマガにて配布しました。
- インストール先などは【インストール・使用法】をご覧ください。
- この記事は Shade 3D ver.15.1 を基準に書いています。
- 記事で紹介しているスクリプト(最新号分を除く)はマーケットプレイス「カスタマイズはいかがですか? 全部入り Script 」よりダウンロードできます。
- 記事で紹介している widget (最新号分を除く)はマーケットプレイス「カスタマイズはいかがですか? 全部入り Widget」よりダウンロードできます。
線形状の始点
開いた線形状・閉じた線形状には、どちらも始点と終点があります。書き始めと書き終わりです。
閉じた線形状は形状情報ウインドウで「閉じた線形状」のチェックを外すと始点と終点が離れる(開く)ので分かりやすいです。
標準スクリプトでの始点の変更
最初から入っているスクリプトでは、選択している線形状のコントロールポイントを始点にします。
「選択した点を始点に」
新しい線形状が作られます。(オレンジマーカーが元の線形状)
「選択した店を支店に」だと意味合いがずいぶん違いますね。
ずらすスクリプトでの始点の変更
今回は2本入ってます。始点をひとつ後ろにずらすスクリプト
「線形状の始点をひとつ後ろに」(1234の順を4123に)
「線形状の始点をひとつ前に」(1234の順を2341に)
複製は作りません。選択している線形状そのものを変更します。選択状態も相対的にずれます。
標準との使い分け
好みです。
実際そうなのですが、複製だともとの線形状を削除する手間がアレですとか、自由曲面内だともっとアレだと思う方、選択するの面倒くさい、とりあえずずらして見たい方などは今回のスクリプトがおすすめです。
逆に一発で決めたい方、それぞれ別の位置を始点にしたい、複製も欲しい方は標準をお使いください。
球の自由曲面のように一点に収束している線形状がある場合は今回のスクリプトの方が楽かもですね。
次回もよろしくお願いします。
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