第15回 カーソルで形状移動 widget
The March Of the Black Customize. こんにちは。widget はスクリプトではできないあんなことやこんなことができる便利なカスタマイズツールです。はい。多少強引にタイトルと関連づけてみました。今回は大抵の画像系のソフトでサポートされているカーソルキーでのあれこれ移動。カーソルで色々ちくちく動かせるのは便利ですよね。ということで作ってみた widget のお話です。
- 今回の widget は 4/10日発行のメルマガにて配布しました。
- インストール先などは【インストール・使用法】をご覧ください。
- この記事は Shade 3D ver.14.1.3 を基準に書いています。ver.15 でももちろん有効です。
- ひとつ前の記事までのスクリプトはマーケットプレイス「カスタマイズはいかがですか? 全部入り Script 」よりダウンロードできます。
- ひとつ前の記事までの widget はマーケットプレイス「カスタマイズはいかがですか? 全部入り Widget」よりダウンロードできます。
Shade 3Dでのちくちく移動
基本機能では編集>移動/複製ツールやマニピュレータなどで移動したあとに、ツールパラメータで繰り返し回数を設定したり、コントロールバーの繰り返しで同じ事の繰り返しを行います。
・ツールパラメータで距離などを設定
・コントールバーから繰り返し回数指定して実行
回数が決まっているときはこれでいいのですが、とりあえず動かして様子を見たいときは不便なので widget です。
widgetでのちくちく移動
スクリプトメニューから「カーソルキーで移動」を選択します。
割と地味なパレットが表示されます。そのうちなんか飾るかも知れませんが未定です。
・移動量には1回の操作で移動する量を指定します。
・移動面ではどの面を基準に移動するかを指定します。
3次元は上下左右前後ですが、カーソルキーは上下左右で2つ足りないのでどれかの平面に限定する必要があるためです。
widgetに数値を入れてカーソルキーを押すとちくちく移動できます。
・オブジェクトモードでは形状が動きます。
・形状編集モードでは選択しているコントロールポイント、頂点、稜線、面が動きます。
※shiftキーを同時に押すと移動量の 10倍の距離を移動します。
widget なので他のパレットと同様にドッキングできます。
移動できるときとできないとき
カーソルキーで移動できるのは、この widgetが選択されているときのみです。図面や他のツールを選択しているときはブラウザの移動となります。
ちょっと面倒ですが、使うときは widget のどこでもいいのでクリックしてから使ってください。
頂いた要望のしんちょく状況
沢山のご要望、ほんとにありがとうございます。以下しんちょくになります。
・カメラwidget 角度指定での軸回転を実装します。実はこんなこともあろうかとアイコン自体はすでに配布している widget の img フォルダの中に入っていたりします。予定と要望がシンクロした奇跡の一瞬です。
・七色スクリプト RGBでの指定対応などを実装します。HSBの個別指定は実は mac のカラーパレットではできるのですが、windows では出来ないのでした。ですので widget化して独自にRGB/HSBスライダを実装する予定です。他にも色々機能追加する予定です。
・面光源均一化 過去に配布していた面光源の明るさを面の大きさを計算して均一にするスクリプトです。復活要望がありましたので、動作をチェックしてから公開します。
・その他のご要望についても色々検討中です。
次回はカーソル位置を照らすスクリプトについてお話する予定です。上記のしんちょくによっては出来たものを合わせてお話するかもしれません。
次回もよろしくお願いします。
要望や質問、またユーザー同士の意見交換にShade3D公式ユーザーフォーラムをご用意しております。どうぞご利用くださいませ。