アトリエネット 矢谷竜也
建築パース、プロダクトデザインなど多岐にわたって活躍されているアトリエネットの矢谷竜也さんのインタビューになります。
Shade3Dで作成したものやShade3D ver.17の新機能についてお話を伺いました。
矢谷さん、お久しぶりです。Shade9のときに新機能へのコメントをいただいて以来になりますね。
早速Shade3D ver.17 をつかっていただいてるとこので、ありがとうございます。
NURBS機能搭載はとても嬉しいです。仕事でこのあたりをつかわなければいけなかったのでShade3D ver.15からすぐにバージョンアップしました。
ありがとうございます!つかってみてどうですか?
まだテスト的にしかさわってないですけど、結構つかえそうだなって思います。
今までのShadeだと3次曲面に穴をあけてベベルをかけられるっていうことはできなかったですが、できるようになってますね。これはすごいです!
プロダクトデザインには向いてる機能ですね。
※その場でどういうことか作成していただきました
会社のロゴを3D化するときにShade3D上でデザインしてからCADソフトでNURBSモデリングをしてデータを作成、その後Shade3Dでレンダリングしていましたが、今後はShade3Dだけでつくれますね。
※Shade3D上でデザイン
※NURBSモデリング後、レンダリング
最近Shade3Dはどのような場面でつかっていますか。
建築パース、ロゴ制作、書籍の表紙デザイン、映画のポスターの作成、精密機器のデザインなど色々な場面で使用しています。
私はVue(景観作成ソフト)やPiranesiもShade3Dと組み合わせてつかっています。
このインタビュー事例でご紹介ができない制作物が多数ですが、その中でもご紹介いただけるものはありますか?
これはM.C.エッシャーの作品(上りと下り)を博物館に模型の展示するために図面制作の依頼があり制作しました。
騙し絵なので簡単には図面はつくれません。なので絵としてShade3Dでデータを作成して3面図をEPS出力して納品しました。
そのあと光造形で3Dプリントもおこないました。
これは趣味なのですが、Leicaの中身を除いて、SONYのcyber-shotを埋め込んだカメラです。持ち手の部品が必要になったのでデザインして3Dプリントしました。
※Shade3Dでデザインをチェック
※3Dプリントした持ち手の部品
※完成品
Shade3Dをつかっていてメリット・デメリットはありますか。
建築パース作成のときShade3Dだと簡単に修正ができます。
あとはブラウザがあってパートわけができるということですね。
デメリットは私のまわりでは使ってる人が少ないので情報交換が難しいことです。
Shade3Dにほしい機能はありますか。
陰線消去したEPSの書き出しができると嬉しいですね。
先にいらない線が消去できるというのは便利です。
私は擬似ブーリアンをよく使用するのでそれをワンクリックでポリゴンに変換できる機能もあると便利です。これは3Dプリントするときに使えそうだなと思います。
これからShade3Dつかうひとにアドバイスはありますか。
今回バージョンでNURBSモデリングが搭載されたことによって精密なものがつくれるようになりました。今後もどんどん良くなってくると思います。
会社には導入しやすい価格になりますので、もっと多くの方につかってほしいです。
インタビューを終えて
インタビュー後にNURBSモデリングで作成したホイール画像を送ってきてくださった矢谷さん。(社内は感動の嵐!)開発のモチベーションがあがったインタビューになりました。ありがとうございました。
※Shade3D ver.17のNURBS機能をつかって作成したホイール
(インタビュアー:Shade3D 中田)
Shade3Dについてご興味がある方は、無料体験版を用意していますのでぜひご利用ください。