有限会社ハイパーデブボックスジャパン 3D Artist Lauri Caravaca/半沢 順子
3D戦略シミュレーションRPG「テルミドール」を開発しているハイパーデブボックスジャパン様へお邪魔してきました。
Shade3Dを使用して、ゲームの背景や、アイテムなどを制作しています。ゲーム会社の現場で、どのように活用されているのかをお届けします。
「テルミドール」プロジェクトについて教えて下さい
テルミドールは、フランス革命時代をテーマにしたRPG作品になります。家ではコンソールでゲームが出来て、出先ではスマートフォンでその続きが出来るという、クロスプラットフォームで遊べるようにすることが目標です。また、RPGでも一般的なPRGではなく、独自のゲームシステム、アクションを融合させて、面白みを出していこうと奮闘しています。
ゲームの特徴について教えて下さい
「テルミドール」のゲームとしての特徴は、武器をキャラクター同士でシェア出来るというところが大きな特徴となっています。また、クラウドファンディングを活用しているところも特色です。とにかくユーザーさんに楽しんでいただける良いゲームを作りたい、そのためには資金も必要なんですが、やはりユーザーさんの生の声がとても大事になってくるので、そのユーザーさんの声を直接聞くことが出来る、クラウドファンディングを活用しています。
今現在、Shade3Dを使用して何を作っていますか?
今は主に、ゲームの背景や、アイテム、武器などの小物を製作しています。Unityを使用しているので、Shade3Dでモデリングデータを作成して、それをFBXにエクスポート、Unity側でインポートして、様々なシーンに取り込んで使っています。
また、配布する特典のプロダクトデザインの制作にもShade3Dを利用しましたし、ゲームのタイトル画面を作製するのにも使用しています。
ゲームのタイトル画面は、Photoshopでも作成することは出来るんですが、Photoshopでは奥行きを出すことが出来ないので、一度キャラクターのイラストをShade3Dに取り込み、画像を再配置して、奥行きが出る画像を作製しました。
Shade3Dの良い点はどういったところですか?
レンダラーがとても良いです。この特典の画像は全部Shade3Dで作成して、4K出力しています。そうすると本物の写真と見間違うような出来のものが、早く、しかも便利に出力出来るので、とても助かっています。この画像はだいたい1時間半くらいでレンダリングできました。レンダーモードはパストレーシングです。 また、ワークフローが早くて、簡単なのも重宝しています。公開されているプラグインを活用したりして、自分なりにカスタムしています。
他ソフトウェアとの連携はどうですか?
とても便利です。特にver.16から便利になりました。Shade3Dでは出来ない部分や作成しづらいところも正直あるのでそういったものはFBXで出力してMayaで追加修正や加工をしているものもあります。一つのソフトで完結するのは難しいので、バランスよく、どちらのソフトで出来る機能、出来ない機能を使い分けながら、作業しています。
インタビューを終えて
ゲーム内背景やアイテムだけでなく、特典やゲームタイトルの作成など様々な場面でShade3Dが活用されていました。
テルミドールのゲーム内容や、クラウドファンディングの情報が気になった方はサイトをチェックしてみてくださいね。
(インタビュアー:Shade3D 福島)
Shade 3Dについてご興味がある方は、無料体験版を用意していますのでぜひご利用ください。