Q:3DCGはどっち?
二枚の並んでいる画像はどちらかがShadeで作ったレンダリングイメージです。
どっちがShadeのイメージかわかりますか?
正解はAです。
Bは一眼レフカメラで撮影した写真でした。
撮影データ
撮影カメラ | NIKON D80 | シャッタースピード | 1/30 秒 | 露出プログラム | マニュアル |
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F値 | f/1.8 | ISO | 100 | レンズ焦点距離 | 35.0 mm |
DepthPlusによるボケ味の演出
「背景ぼかし」はシーンに思い通りの奥行き感を手軽に加えることができる便利な表現で、最近のデジタルカメラにも様々な形でこの機能が搭載されています。
この効果をShadeで再現するのが「DepthPlus」機能です。このページでは「DepthPlus」機能の操作方法を順を追って説明します。
操作手順
次のイメージは、シーンを被写界深度なしでレンダリングしたものです。シーン全体にピントが合い、隅々まではっきりくっきりしています。
※被写界深度について詳しくはこちら
ここにレンズのボケ味の効果を追加するのが、Shadeの「DepthPlus」機能です。この機能はProfessionalに搭載されています。
DepthPlusの操作の様子は、こちらの動画をご覧ください。
さらにきれいなボケ味を出すために、DepthPlusウィンドウ>効果>露出調整の数値を上げてみます。
左が光沢10、右が光沢40で設定したイメージです。画面奥に比較的はっきりした球状の反射が発生していることがわかります。
光沢10 | 光沢40 |
この現象を回避するには、DepthPlusを二回に分けて実行します。このシーンの場合は、光沢 10で一度、さらに30で実行することでイメージに近いレンズボケになりました。下の画像をご確認ください。
※上記の設定はこのシーンに対する値です。シーンによって適した条件は異なります。
最後にレタッチソフトで微調整し、シーンを完成させましょう。
いかがでしたでしょうか?
このページで使用した.shd形式のシーンファイルのダウンロードはこちらから。
DepthPlus適用前(.shd形式 約20MB)
DepthPlus適用後(.shd形式 約20MB)
ぜひ実際のシーンファイルでお試しください。
- Shade 13 体験版でも、シーンファイルを開いて操作を試すことができます(ただしレンダリングサイズの上限とウォーターマーク表示により、レンダリング結果はこのページのサンプルと異なります)
- Shade 13 Professional以外でシーンファイルを開いた場合、レンダリング画像はファイルに残っているので見ることができますが、DepthPlusのメニューが表示されないため操作することはできません
- Shade 12/11でもシーンファイルを開くことはできますが、レンダリング結果はこのページのイメージと異なります